三相性で使うホルモンの量が抑えられる低用量ピルのトリキュラー

トリキュラーは避妊の効果が期待できる三相性の低用量ピルで、バイエル社というドイツの有名な製薬メーカーによって製造販売されています。
この薬で避妊効果が得られる仕組みは、女性ホルモンの中でも排卵と妊娠の成立に深く関係している卵胞ホルモンと黄体ホルモンの働きを利用しています。
これらのホルモンを内服薬で補充することで妊娠が成立するのに必要な排卵が起こらないようにし、また精子と卵子が出会いにくい環境を作ったりするのがトリキュラーの効能で、日本では一番人気が高い低用量ピルです。

薬の三相性というのはどういうことかと言いますと、薬に含まれる有効成分の量を三段階にわけて服用するタイプの薬のことを刺します。
つまり、同じ1錠の薬でも、その中に含まれる卵胞ホルモンと黄体ホルモンの量は異なる3段階になっているということです。
指示された順番に服用していくことで、体内では本来の自然なホルモン分泌パターンに極めて似た形で妊娠しにくい状態になるようホルモンを補ってバランスを調整することができるのがトリキュラーの大きな特徴です。

三相生のこの飲み方ですと、元々のホルモン分泌パターンに大きく逆らうことなく避妊しやすいホルモンの状態を作り出すことができるので女性の体に対する負担は格段に減らすことができます。
また、三相性になっていることで1錠あたりに含まれる卵胞ホルモンや黄体ホルモンの量は多・中・少に分かれていますから、三相性でなく同じホルモン量が含まれる薬を期間中飲み続ける方法に比べると、性周期1サイクルの間にトータルで摂取するホルモンの量はかなり少なくなっています。

本来の体内でのホルモンパターンによく似ていること、1サイクル期間にトータルで摂取するホルモン量が少ないことはトリキュラーを用いる最大のメリットで、他の低用量ピルに比べて副作用症状も現れにくくなっています。
これらが、この薬が国内一番人気の低用量ピルと呼ばれる大きな理由です。

三相性にすることで微妙なホルモンバランスの調整をするのがこの低用量ピルの効能なので、実際に服用するにあたっては飲み方に関して医師より細部にわたって指示があります。
まず3タイプの薬を飲む順番を間違えないようにすること、食事の影響は特に受けませんが24時間のうちできるだけ一定の時間に服用することなどが服用上の注意点です。
どんな薬でも体内での最適な血中濃度というものがありますが、同じ時間に服用を繰り返すことによってこの最適な血中濃度が維持できるからです

もちろん、避妊の効果を最大限に得られるようにするには飲み忘れにも注意が必要です。
トリキュラーは三相性のピルなので、全体では体内に補充する女性ホルモンの量は他のピルより少なくなっていますが、医薬品である以上はやはり副作用の可能性はゼロではなく、使い始めの時には一過性で頭痛などが起こることもあります。
安心して服用し、避妊の効果も最大限に得るためには、医師の指示を守り、また少しでも不安なことがあればすぐに相談するのが一番です。

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